こんにちは、友利 富和(ともり とみかず)と申します。
今年で48歳。地方の中小企業で営業職をしており、気がつけば勤続30年。
家では、妻と大学生の娘、高校生の息子と4人暮らし。趣味はゴルフに釣り、たまに家庭菜園。読書はもっぱら歴史小説ばっかりです。性格はというと、好奇心はあるけど慎重派。真面目でコツコツタイプ、でも実はちょっと照れ屋なんです。(笑)。
さて、そんな僕が今さらながらAIに手を出してみた話です。
最初に言っておきますが、最新技術にはうとい方なんです。スマホは普通に使いますけど、「AIってなんかすごそうだけど、自分には関係ないかな」なんて思ってました。
AIとの出会いは「娘のひとこと」から。
ある晩、娘と夕飯を食べながら仕事の話をしてたんです。
「提案書にもうちょっとひねりがほしいけど、時間がなくてさ〜」なんてグチってたら、娘がふと「パパ、ChatGPT使ってみたら?」って。
チャットジーピーティー? なにそれ、おいしいの? 状態ですよ、ほんとに。
そこから少しずつ調べて、娘に使い方を教わりながら、なんとなく試してみたのが始まりでした。
営業の仕事にAIってどう使える?

最初は「ほんとに使えるのか?」と疑ってかかっていましたが、実際に使ってみると、営業職の僕にとっては想像以上の効果がありました。
一番助けられたのは「提案書のたたき台作り」です。営業の現場って、とにかく文章を書く場面が多いんですよね。特に提案書って、構成や流れを考えるだけでも時間がかかる。しかも毎回クライアントごとにカスタマイズが必要。
そんなある日、AIにこんなプロンプトを入力してみました:
プロンプト例:
「A社は製造業で、課題は生産効率の低下と人材不足。御社の〇〇という製品・サービスを活用した提案書の構成案を作ってください。」
すると、30秒ほどでこんな感じのアウトラインが出てきたんです:
提案書構成案(AI作成)
- 表紙・ご挨拶
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貴社の現状と課題の整理
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課題に対する我々の理解とアプローチ
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解決策としての〇〇のご提案
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期待できる効果と導入後のイメージ
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今後のスケジュールとご支援体制
この時、「うわ、骨組みがあるだけでこんなに楽なんだ」と実感しました。あとはこの構成をもとに、具体的な数字や自社の事例を肉付けするだけ。たたき台があるだけで、作業時間が半分以下に減った感覚です。
実際の本文もAIにアシストしてもらう
さらに、構成だけでなく、本文そのものの草案もお願いしてみました。
プロンプト例:
「上記の構成で、製造業向けに生産効率を上げるためのソリューション提案文を、営業提案書として200文字ずつで各セクションを作成してください」
すると、丁寧なビジネス文調で文章がずらっと返ってきました。もちろん、そのまま使えるわけではありませんが、方向性や表現の参考になります。
一部をご紹介すると──
提案概要(AI生成)
「現在、貴社では生産ラインの稼働率低下やベテラン人材の退職による技能継承の課題が顕在化しております。私たちは、AIとIoTを活用した生産ライン可視化ソリューションにより、ボトルネックの特定と作業効率の最適化をご支援いたします。」
このような文章をベースに、自分の言葉に言い換えるだけで済むので、ゼロから考えるよりはるかにスピーディー。結果的に、以前より提案書作成のストレスがかなり減りました。
商談前の「イメトレ」でも大活躍
提案書以外でも、商談前の「想定Q&A作り」にAIが役立ちました。
プロンプト例:
「製造業の部長クラスの方と、提案商談をする予定です。こちらの提案内容は『人手不足解消のための自動化支援サービス』です。想定される質問とその回答例を10個、営業担当者として自然な口調で出してください。」
AIはこんな感じで返してきました:
Q1: 「初期導入コストはどの程度かかりますか?」
A1: 「導入規模により異なりますが、小規模ラインであれば数百万円からスタート可能です。また、補助金活用の事例もございます。」
Q2: 「現場のスタッフが使いこなせるか不安です」
A2: 「実際に導入された企業様でも、操作研修やマニュアル整備により1週間ほどで定着されています。サポート体制もご安心ください。」
こうしたQ&Aを事前に想定しておくだけで、本番の商談での安心感が違います。とくに僕のような「本番に弱いタイプ」には、この事前準備が大きな武器になります。
社内報告やメールも“時短”に貢献
また、上司に提出する週報や社内報告書のテンプレートもAIに相談しています。
プロンプト例:
「営業職としての1週間の活動内容を、簡潔にまとめた週報文を300文字で作成してください。」
というプロンプトを入れると、箇条書きや丁寧な報告文で返ってくる。ここから自分の実績を加えて微調整すればOK。文面に悩む時間が減り、気持ち的にもかなり楽になりました。
僕が学んだAI活用のコツ
最初は「どう聞けばいいのか分からない」ことが多かったですが、回数を重ねるうちに、少しずつ“コツ”のようなものが見えてきました。
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具体的に伝えると、返ってくる内容の精度が上がる
→ 「製造業」だけでなく「○○県で50人規模」「課題:人手不足」など、背景を加えるとグッと実用的に。 -
聞き方がフワッとしていると、答えもフワッと返ってくる
→ 最初は「なんかいい提案文ちょうだい」みたいにざっくり頼んでたんですが、これでは精度が低い。相手(AI)も人間と同じで、ちゃんと情報を渡すことが大事なんだなと実感しました。 -
「この表現、古いかも?」という気づきももらえる
→ 自分が使いがちな表現が「ちょっと固いな」と思えるようになり、文章力のアップにもつながっています。
こうしてAIを“書く道具”として活用してみて、「あ、自分でもなんとかなるんだ」と思えたことが、何よりの収穫でした。
家庭でも使ってみたAIの力。
仕事で「おっ、これはイケるかも」と手ごたえを感じた僕は、今度は家庭でもAIを試してみました。
最初は晩ごはん問題。
うちの夕飯は、平日だと妻と「なに食べたい?」「うーん、なんでもいい…」のやりとりが恒例行事。でもある日、冷蔵庫を見ながら、ふと思いついてAIにこう聞いてみたんです。
プロンプト例:
「冷蔵庫にある材料:キャベツ、豚肉、卵で作れる晩ごはんレシピを3つ、和風で教えて」
すると返ってきたのがこちら:
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豚バラとキャベツの味噌炒め
→ 材料を炒めて、味噌・醤油・みりんで味付けするだけ。ご飯が進む定番。 -
キャベツと卵のとじスープ
→ だしベースの優しい味で、冷蔵庫の残りものを活かせる一品。 -
豚肉の柳川風卵とじ
→ ごぼうの代わりにキャベツで代用。割り下で煮て卵でとじる。
この提案がかなり的確で、実際にその晩は「豚バラとキャベツの味噌炒め」で決定。家族にも大好評でした。いつもなら「レシピ検索に15分、迷って10分」なんて時間が、1分以内で終わる感覚。これは主婦・主夫目線でもありがたいと思います。
次に使ってみたのが、家族旅行の相談。
長期休みにどこか出かけようという話になった時、AIにこう頼んでみました。
プロンプト例:
「大学生と高校生の子どもが喜びそうな、自然とアクティビティを楽しめる関東近郊の1泊2日旅行プランを教えて」
返ってきたプランの一例:
場所:栃木県・那須高原
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1日目:那須どうぶつ王国→那須高原のアスレチックパーク
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宿泊:温泉付きコテージ
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2日目:渓流釣り体験→地元の蕎麦屋でランチ→那須アウトレットでお土産
※「高校生でも退屈しない」「親も癒やされる」「移動も2時間圏内」など、こちらの希望にかなりマッチしていて、びっくり。
また、趣味の釣りでも使ってみました。
プロンプト例:
「今週末、○○川で釣れる魚種と、そのポイント、初心者向けの釣り方を教えて」
すると、最新のブログ情報や過去の傾向をもとに、
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「アユとハヤが釣れてます。朝方が狙い目」
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「ルアーよりもミミズや川虫が効果的」
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「河原北側の深みがおすすめ」
など、地元のベテラン釣り人が教えてくれそうなリアルなアドバイスが返ってきて、「お、AIなのに詳しいじゃん」とニヤリ。
さらに驚いたのは、家庭内でちょっとした“相談役”にもなること。
たとえば、息子がテスト勉強で「地理のまとめが分かりづらい」と困っていた時に、AIにこう聞いてみました:
プロンプト例:
「高校地理Bで、東南アジアの地形・気候・産業の要点を中学生にも分かるように説明してください」
一部をご紹介すると:
【地形】~山が多くて川もすごい!~
東南アジアは、大きく分けて2つのエリアがあります。
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大陸部:タイ・ベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマーなど。
→ 山が多く、ヒマラヤの方から山脈が続いている。
→ メコン川やエーヤワディー川など、大きな川が流れていて、川の近くに人がたくさん住んでいる。 -
島しょ部(とうしょぶ):インドネシア・フィリピン・マレーシア(の一部)など。
→ 火山がたくさんある!地震も多い。
→ 島が多く、海に囲まれている。
インドネシアには活火山が100以上!噴火もときどきあります。
返ってきた説明が、まるで家庭教師のように分かりやすい文章で、息子も「こっちの方が理解しやすい」と驚いてました。
このように、AIはただの“便利ツール”というより、生活の中にちょこんと座っている“頼れる第5の家族”みたいな存在に変わってきています。
僕のようなアナログ人間でも、ちょっとした一歩でここまで実用的になるんだと、正直感動しました。
便利だけじゃない、戸惑いと意外性も。
正直なところ、最初は戸惑いも多かったです。
「質問の仕方」がよく分からず、うまく伝えられないこともあったし、返ってくる答えが「うーん、ちょっとズレてるな」って時もありました。
でも何回か使ってみて、「これは道具だな」って思うようになりました。
ハサミも最初はうまく使えなかったけど、慣れたら手放せないように、AIも少しずつ“相棒”になってきた感覚。
なにより驚いたのは、「何を聞いても怒らない」ってところ(笑)。何回でも聞けるし、「それ前も聞いたよ」なんて言われない。これは年齢関係なく、ありがたいポイントだと思います。
同世代のみなさんへ伝えたいこと。
もしこの記事を読んでくださってる方が、僕と同じように「AIってよく分からんけど気にはなる」って事なら、ぜひ一度触ってみてほしいです。
別に“使いこなす”必要はありません。
最初は「今日の晩ごはん、なにがいい?」って聞いてみるくらいでもいいと思います。
誰にもバレずに、こっそり練習できるのがAIのいいところ。
僕自身、まだまだ初心者。でもこれから少しずつ、もっと仲良くなっていこうと思ってます。
人生後半戦、AIと一緒に、ちょっとだけ新しい景色を見にいきませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
同じ世代の誰かが、「じゃあちょっと試してみようかな」と思ってくれたら嬉しいです。